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1857年、ナン=スー=サント=アン出身の陶工モニオットとグランジェによって、サラン=レ=バンの最初の陶器工場が、かつてのカプシーヌ会修道院を利用して設立、創業されました。
翌年には新たに近代的な工場が建設され、フリュリーズ川の水力を動力源とし、鉄道の開通によって輸送面でも恵まれた環境が整いました。
1862年、水力不足による経営難から、化学者フランソワ・ブルジョワと陶工ジョゼフ・パージュが工場を買収。上質陶器(ファイアンス・フィヌ)の製造に特化しました、
1885年には、パージュがオート=ソーヌ県クレールフォンテーヌ陶器工場出身のクロード・フランソワ・リガルと提携。
リガルは陰影エナメル(émaux ombrants)を導入し、サラン陶器に彩色表現をもたらしました。この技法の導入により、製品の装飾性が飛躍的に向上しました。
また、モワセー近郊で採掘される長石を用いた改良により、陶器の質感は磁器に近づいた。さらに、隣接するコルニュ工場の買収や、発電用タービンの設置による電力供給の近代化を経て、1889年には従業員数120名を擁する大規模工場へと成長しました。
リガルの息子モーリス・リガルは、ロングシャン、サルグミーヌ、ジアン、セーヴルなど、国内外の陶磁器工場を視察して最新の技術を吸収。セーヴル出身の装飾家ヴィクトル・アメリーヌを招聘し、ステンシルや版転写などの装飾技術を改良しました。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、サラン陶器工場は主に食卓用セットや家庭用陶磁器や装飾食器を数多く製造し、その名を広めました。
手頃な価格ながら、デザインの上品さと品質の高さを兼ね備えた多彩なモデルが数多く生み出されており、日常生活に芸術的な美をもたらす製品として広く親しまれました。
1912年には、ロングシャンの工場長の息子であるエドゥアール・シャルボニエが経営を引き継ぎ、後に工場の所有者となる。1920年の火災を経て工場を再建し、1925年のパリ国際装飾美術・産業美術博覧会で金メダルを受賞。
これにより、サラン陶器は国際的な評価を獲得しました。
彼の死後、息子のピエール・シャルボニエが後を継ぎ、設備の近代化を進められました。1936年には従業員数が230名に達し、シャルボニエ家のもとで生産が続けられました。
1968年にはサランはサルグミーヌに統合され、その後は衛生陶器の製造に特化しました。
一般食器の生産は1988年まで、高級陶器は1998年まで製作されたそうです。
王冠にアザミの花、リボンのエキュッソンにサラン、ロレーヌ、テール・ドゥ・フェールの美しいマークがあります。
18世紀からストラスブール、リュネヴィル、サルグミンヌ、などなどフランスの名だたる陶器の生産地だったロレーヌ地方の名前の付いたディナープレートが2点入荷致しました。
生成色のファイアンス・フィヌの地に、縁取りにはデフォルメされたひいらぎと鈴でできたクリスマスのチャームでしょうか?が連なったギルランド模様が描かれ、真ん中にはアイビーの葉と蔦が見込みいっぱいに散りばめられています。
なかなか珍しい構図のお皿ではないでしょうか?
たぶんクリスマスの時期に発売されたのではないかと思います。
クリスマスの食卓に、もちろんその他の季節にも、お好きなお料理にお使い下さい。
2点入荷致しました。
1点見込みに多少のしみがありますが、2点とも綺麗な状態です。
直径24cm 重量500g
価格は1点、フランスからの送料5950円込みになります。
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