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こんにちは。
サルグミンヌ の陶器製作所は1790年から20世紀後半まで、フランス東部、ドイツ国境沿いのサルグミンヌ の町で発展しました。
約200年の間に、フランス革命期に生まれた小さな家族経営の工場は、大きく前進し、楽しく、色鮮やかな製品のファンは世界中に広がりました。
ポール・ウツシュナイダー、その後はその娘婿のアレキサンドル・ドゥ・ジェジェール、その息子のポール・ドゥ・ジェジェールは真の経営者で、地方の小さな町を、陶器制作産業の最前線に推進させました。
ちなみにポールの娘エリザは、ショワジー・ル・ロワ窯の最盛期を作り上げたイポリット・ブーランジェーと結婚したそうです。
早い時期からナポレオンに愛用されたこと、戦争の影響でヴィレロイ・ボッホの技術を取り入れたこと、などから発展していったそうです。
19世紀からサルグミンヌ窯 は世界中に、花器、プランター、壁のフレスコ画、暖炉なども提供しました。
以前にもナポレオン1世などの「グラン・オム」シリーズをご紹介致しました、サルグミンヌ窯の肖像画のおしゃべりなお皿のデザート・プレートシリーズ。
こちらはロシアの悲劇のラスト・ツァー、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世とその皇后アリックス、アレキサンドラ・フョードロヴナ妃の肖像のペアのお皿が入荷致しました。
ニコライ2世の皇太子時代の日本での暗殺未遂事件大津事件や、従兄弟のイギリス国王ジョージ5世とのそっくりぶりや、美男美女で王家には珍しい恋愛結婚、美しい4人の娘達オリガ、タチアナ、マリア、アナスタシア皇女、念願の男の子、でも病弱なアレクセイ皇太子、そこからの怪僧ラスプーチンとの関係、ロシア革命による退位、その後の一家惨殺、死後の生存の真偽、四女アナスタシア皇女のなりすまし、などなど逸話に欠かかず、多くの書籍や映画などのテーマにもなっているお二人です。
こちらは生前1893年のフランス、パリと、南仏トゥーロンの艦隊を訪問した記念に製作されたであろうお品です。
ニコライ2世の肖像を真ん中に、その訪問の様子が、仏露の海軍大佐の肖像などと共に描かれています。
アリックス皇后の肖像の方は、フランスのアソンシオン教会訪問、皇帝皇后の結婚の儀式の様子、皇帝皇后戴冠式の様子が王冠とともに描かれています。
肖像はブルー、周りの物語はマロン色と凝った作りのプレートです。
裏側の高台には紐を通す穴が2つ空いていますので、壁面の装飾用に、もちろん実用にもお使いいただけます。
別々にするのはしのびないので2点セットの販売に致します。
ほぼ未使用の綺麗な状態です。
直径22cm 重量800g
価格は2点セット、商品代18150円、フランスからの送料7750円です。