SOLD OUT
こちらはご予約済みになります。
ー19世紀 サンタマン ヌーヴェル・ギャルリー ロゼット レギュミエ
ー1920年代 ディゴワン サルグミンヌ デザート・プレート フルーツ・レリーフ
以上2点セットのページになります。
こんにちは。
フランス北東部、ベルギーとの国境沿いのサンタマン・デ・ゾーの町では、陶器制作に最適な原料や製品を運ぶ川や道路、窯の材料となる森などに恵まれていたことから、1705年、ニコラ・デスムーティエによって最初の工場が設立されました。
グラン・フー(高温の窯)で焼成された錫入りの陶器は、花や動物のモチーフのポリクローム(多色使い)やブルーのカマイユー(同色の濃淡)の装飾がされていたそうです。
その後も世襲されたり、第2の工場がベルギーのトゥルネから来たフォーケによって設立されたりと、サンタマン の陶器制作は継続されましたが、フランス革命によって一時途絶えます。
1810年、ドルシとエルベによってサンタマン の陶器制作は再開されます。
1887年、マニュフェクチュール・ド・ファイアンス・エ・ド・ポーセレン社設立。
1896年、サン・アマンド・エ・ハマージュ・ノール ブランド設立。
最盛期を迎え、工場では約700人が働いていたそうです。
1900年、ソシエテ・アマンディノワーズ・ド・ファイアンスリー設立。
1908年 セラノールド設立。 マークは白鳥。 タイルも制作。
第一次世界大戦後、プロヴァンの町で粘土を抽出し始め、オルシの町にも小さな工場を拡大。
1923年に親会社と合併し、会社名をファイアンス・エ・ポーセレン ・ド・サンタマン 、オルシ、アマージュに、その後にマニフェクチュール・ドゥ・ムーラン・デ・ルー、アマージュに変更しました。5 つの工場で構成され、サンアマンに 2 つ、ヴァンディニー アマージュ、オルシー、プロヴァンです。
1952 年、ヴァンディニー アマージュ(サンタマン ・エ・アマージュ ノール)工場 が閉鎖され、 1954 年には、他の工場も閉鎖。
1962 年にレ・グラン・エタブリスマン・セラミック(セラノール)も閉鎖されたそうです。
こちらのイギリスの陶器窯の様な、珍しいマークの情報はありませんが、19世紀後半から20世紀前半のお品だと思います。
ヌーヴェル・ギャラリー(新しい画廊)ロゼットと名前がついたレギュミエ、温野菜用の蓋付のボウルです。
ロゼットはフランス語で、たんぽぽやアロエのように1つの根元から円状に伸びる葉のことを言うのだそうです。
こちらに描かれている花は何のお花かは分かりませんが。繊細なタッチで可憐なお花が、ルージュのデカルコマニー(転写画)で描かれています。
フリルの様に波打つ端や底のレリーフも可愛らしいレギュミエです。
温野菜に、スープに、その他暖かいお料理に、蓋なしでサラディエとして。
お好きにお使い下さい。
ふたの縁に1ヶ所1、5cm大のチップがあります。
その他は綺麗な状態です。
直径 25cm 幅 27cm 高さ 17cm 重量 1200g
価格は商品代10150円、フランスからの送料7750円になります。