こんにちは。
1900年生まれのポール・ジェルベールは、シャヴァンヌ・プレ・ルヴァンのスイス・セラミック学校で学んだ後、数ヶ所でモデラージュの見習いでスキルを磨き、その後シャロル窯でモデラーとして働き始めました。
1921年7月からはソルナン窯に勤務、1923年8月、ディレクターのモーリス・ダゴの妹のベルト結婚したそうです。
同年、ソルナン窯の株主は経営難からビスキュイ(陶器の釉薬なしの状態)を在庫したまま生産を中止。
ジェルベールはショワジー・ル・ロワ、モントロー窯でモデラーの職に、その後シャロル窯で技術責任者として働いたそうです。
ソルナン窯の解散は1924年1月に宣言されました。
ジェルベールはビスキュイの在庫を取得し、古い設備を新しい所有者から借りて生産を再開しましたが、長くは続かず、ソルナン窯は 1926年4月か 5月に決定的に閉鎖されました。
1926年 8月ショヴィニーに居を構えデズリエール窯の磁器工場で働いたそうです。
1928年にスイスに戻り、臨時にスイス・セラミック学校の職工長に就任。
1931年には再び陶器の製造、販売業者として登録されたそうです。
1970年に亡くなるまで伝統的な製造方法にこだわり、製作を続けたそうです。
こちらは「1928 ジェルベール プレステージ パリ」と刻印があります。
ピンクからイエローのグラデーションのポム(りんご)でしょうか?ペッシュ(もも)でしょうか?モチーフのバルボティーヌのピシェ(水差し)が入荷致しました。周りはグリーンの葉で囲まれ、取っ手は木の枝を象り、茶色にペイントされています。カラフルで美味しそうな、可愛らしい水差しです。
内側にヨーロッパの硬質な水から来るカルシウムの付着があります。
飲み物にというより、装飾品または花器としてお使いいただけると思います。
上部縁に1ヶ所極小のチップがあります。使用には問題ないです。
外側は綺麗な状態です。
直径 12cm 幅 17cm 高さ 16cm 重量 550g
価格は商品代6300円、フランスからの送料4600円になります。