こんにちは。
南フランス、プロヴァンス地方、リュベロンのアプトの町では18世紀から陶器の制作が始められたそうです。
1714年ブランカス公クロード・ルイ・エクトール・ド・ヴィラールの要請で、クロード・ムーランが最初の窯を始めました。
公爵のおかげで、彼の作品はヴェルサイユの寵児となり、宮廷は彼の皿、プレート、チョコレート ポット、コーヒーとデザート サービス、壷と噴水に夢中になったそうです。
アプトでは粘土と、テール・ドクル(黄土色の土の意味)が豊富にあり、古代から現在まで、レンガ、タイル、瓦などが開発、生産が盛んだそうです。
アプトの陶器の評判は、クロード・フランソワとバルテミー・ムーランが発明した、テール・メレ(混ぜた土の意味)と呼ばれる霜降り、またはマーブル状の色の混じり合った陶器の技術と、水差しやボウル、タバコ入れに加えられた、バロックスタイルの葉やフルーツ、ルイ16世にインスパイアされたモノクロームの小像などによるものだそうです。
現在も昔のムール(型)を使用した、また新しいクリエーションのアトリエが3、4件制作を続けています。
セラミック・ダプト・アン・プロヴァンスの刻印があります。
こちらはそんなに古いものではなく、多分1960、70年代のものではないかと思います。
蓋付き、受け皿付きのスーピエール、スープ・ボウルです。
南仏プロヴァンスらしい、はちみつ色または縁取りのマロン色からパン・グリエ(トースト)色と言われるプロヴァンス・イエローの陶器です。
蓋の取っ手はアプト窯の得意とするフルーツのモチーフで装飾されています。
縁は花リム状で、縁と、蓋と本体左右に付いた取っ手は何本かのストライプのレリーフで飾られ、濃いマロン色の彩色がされています。
プロヴァンス・スタイルながらとても洗練されたスーピエールです。
スープに、他の温かいお料理に、またはフルーツに、またはそのままでも美しいデコレーションになります。
蓋内側に1ヶ所欠けがあります。写真でご確認ください。
その他は綺麗な状態です。
スーピエール 直径24cm 幅32cm 高さ23cm 重量2300g
受け皿 直径 30cm 高さ 3、5cm 重量 950g
総重量 3250g
価格は商品代9600円、フランスからの送料9300円になります。