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ロンウィ窯は1798年、ベルギーとリュクサンブールの国境沿いの修道院跡にシャルル・レニエによって設立されました。
最初はクラッシックなテーブルウェアを制作。ナポレオン1世が、レジオン・ドヌールの教育機関用の食器を発注したそうです。
1816年、戦争による困難からレニエは会社を売却。
ボック一家の娘と結婚したジャン・アントワーヌ・ドゥ・ノトンが窯を引き継ぎ、義父のアドバイスもあり、上質な白いエナメルの制作と販売に成功します。
1835年以降ドゥ・ノトンの娘の夫、ベルギーのアンリ・ジョセフ・デュアー男爵が跡を継ぎ、コーク窯、新しい釉薬、陶器の印刷など新しい技術などを導入、会社を近代化し、万博などで数々の賞を受賞しました。
1866年、2人の息子フェルナンとイポリットが継ぎます。このころの製品にはひいらぎの紋章のスタンプが見られます。2人は、フランスでの中近東の有線エナメルの需要に答えるため、コンスタンチノーブル(イスタンブール)から、ジアン、クレイユ・エ・モントロー、ボルドーなどにも技術提供したアーティスト アメデ・デ・カランダを呼び寄せた、と見られています。ロンウィの代名詞と言えるエナメル陶器の誕生です。ロンウィのエナメルのノウハウと技術はフランスの無形文化財目録に記載されているそうです。その他中国、日本、イズニック、ペルシャ、エジプトなどの装飾からインスピレーションを受け、マジョリカ、ブロカテル、グランフー、フラメなどの技術も生み出し19世紀後半にロンウィ窯は最盛期を迎えます。20世紀に入り他のファイアンスリー同様危機を迎えますが、あらたな資本を得て再生、現存する数少ない陶器窯の1つです。
こちらのマークの情報はありませんが、19世紀後半のお品だと思います。
サン・クルーとパリの西郊外高級住宅地のお名前がついています、珍しいグレーのデカルコマニー(転写画)のお皿です。
白い陶器の、縁取りに波のようなレリーフが刻まれ、その上からあさがおとエグランティーヌ、西洋唐草模様と鱗のような模様が描かれています。
上品で美しい、たっぷりサイズのディナープレートです。
お好きなお料理やデザートに。お好きにお使いいただけます。
1枚のみの入荷です。
表面に何ヶ所か変色があります。漂白剤で落ちるかもしれません。
裏面縁に1ヶ所1cm大のチップがあります。使用には問題ありません。
直径28cm 重量600g
価格は商品代5650円、フランスからの送料5650円になります。