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ボルドー陶器は18世紀と19世紀にフランス南西部ボルドーで制作された陶磁器です。1714年、ボルドーの海軍の会計係だったジャック・ユスタンが、10カ所の錫土器の製造および販売に関する、王家からの独占特許を取得したことからはじまったそうです。この特権は1762年まで更新されました。
当初は技術不足のため、18世紀の他の偉大な陶器窯と競合するための苦労しています。ムスティエ、モンペリエ、または中国のブルーの陶器から影響がみられます。
グレーハウンドの装飾、または花リムのお皿の縁や網のマンガンによるパープルの装飾は、この時代のボルドーの特徴です。
贅沢を自慢するブルジョワの食卓のオーダーメイド、カスタマイズド、威厳のある紋章、ボルドーワインの栄光とおもてなしの美学とともに発展、素晴らしい薬局瓶も制作されました。
独占特許の終わりとともに、フランス革命前夜には、ボルドーに8つの陶器窯がありました。がユスタン窯ほどのクオリティーではなかったようです。
1831年、ラエンとラトーの窯を、イギリスの陶器のファン、アイルランド人デヴィッド・ジョンストンが跡を継ぎます。燃料と原料をイギリスから輸入、逆にボルドーワインをイギリスに輸出しました。工業化し、陶器にカラフルなプリントの装飾をしました。最盛期には職人700人まで発展しました。
1845年、ジュール・ヴィエイヤールが後継者になります。フランス南西部、ペリグーやバイヨンヌから原材料を取り寄せました。世界万博の際、全員一致で受賞が決まりました。経営的にも、芸術的にも成功を納め、クレイユ・エ・モントローの競合になるほどだったそうです。
1865年に息子達が後継者になりましたが、1895年にその歴史を閉じました。
こちらはJVのサインがあります、ジュール・ヴィエイヤール時代のお品です。
「ムスティエ」と名前のついた、18世紀のフランスの5大ファイアンスリーの1つムスティエ窯の、グロテスク柄にインスパイアされたシリーズのようです。
白地の陶器に、ブルーのカマイユー(単色の濃淡)で、縁取りは中近東やアジア風の唐草模様で飾られ、中央には羽の生えた人物や、半人半獣や羽の生えた馬のような動物、日本髪のような両手に孔雀を持った女性、アラジンの魔法のランプの魔人、煙の出るつぼ、などなど、中近東やアジアの陶器などに見られる、当時の西洋から見たエキゾチックなものや人物が描かれた、でも西洋のシャンデリアやレースの模様のようでもある、美しく、不思議な魅力に溢れたシリーズです。
オーヴァルプレート1点とプレート2点入荷いたしました。
こちらは25cmのプレート2点です。手前に丸とそこからのびるライン状の
窪みがあります。どこかでビーフやポークなどのロティ(ロースト)用のお皿とみた覚えがあるのですが。またはアスパラや、ソースをつけて食べるお料理用にいかがでしょうか?
2点入荷しました。
多少の使用した後、制作時の事故の痕などありますが、きれいな状態です。
直径 25cm 高さ 3cm 重量 600g
価格は1点、商品代7300円、フランスからの送料4600円になります。
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