















こんにちは。
陶器制作に欠かせない粘土と薪が豊富で、流通に便利なサルト河のほとりのマリコルヌでは、1747年ジャン・ロワゾーによって最初の陶器窯が設立されたそうです。ネヴェール窯から職人を引き抜き、実用のお皿やロースターなどと共に、ネヴェールやルーアン風の装飾の陶器を制作していました。18世紀後半にはロワゾーの職人だったギヨーム・ラビゴが新たな窯を設立、1835年に3つ目の窯が誕生して活性化しました。前記2つの窯に他、ストラスブール、ムスティエ、マルセイユなど18世紀のスタイルの陶器を制作しました。1890年レオン・ププラーがカンペール窯の様なブルターニュ風の作品を制作、大きな成功を納め、マリコルヌの陶器の名を広めました。ププラーの元で修行をしたエミール・テシエは1924年にファイアンスリー・ダール・ドゥ・マリコルヌ(FAM)を設立、1971年に亡くなるまで制作を続けました。アジュレ(明かり取り穴)の技術を取り入れ、マリコルヌの陶器の特徴になり、現在でもFAM、ブール・ジョリー窯が制作を続けています。
こちらはスタンプはないのですが、エミール・テシエ以降、1980年代以降のマリコルヌのお品ではないかと思います。現行でも同じモデルがあります。
マリコルヌ窯特有の黄色い土の陶器に、とろりと厚めの白い釉薬、マリコルヌがが得意とします、アジュレ (採光の穴開き)の技術を使用したコルベイユ、陶器のかごです。
シンプルで繊細、美しいお品です。
フルーツやパン、お花などお好きなものにお使いください。
内側に1ヶ所汚れがあります。それ以外はとても綺麗な状態です。
直径 23cm 高さ 9cm 重量 300g
価格は商品代10300円、送料4600円になります。