こんにちは。
パリ近郊のショワジー・ル・ロワの陶器工場は、パイヤー3兄弟によって1805年に設立されたそうです。1808年から、パリ、シャンティイ、モントローも手がけたイギリス人、クリストフ・ポッターと共同で、印刷装飾された上質な陶器を制作。これで時代の流れに乗りました。1824年までパイヤー兄弟、その後はヴァランタン・パイヤーとイポリット・オタン(P&H)、1836年からはオタンとルイ・ブーランジェーが経営、彼らの子供同士が結婚して、その後1863年にその4人の子供達のひとりイポリット・ブーランジェー(H・ブーランジェー)が会社を相続、それによって地元の陶器製作所から、全国レベルの企業に発展します。万博で数々の賞を受賞。ジアン社とともに、パリの地下鉄の内装タイル2/3はブーランジェーのものだそうです。この成功により本社はパリ10区に移転。イポリット亡き後その子供達が継ぎ、1920年にクレイユ・エ・モントロー窯を吸収しHBCMとして、1934年にショワジー、1955年にモントローのアトリエを閉鎖するまで制作が続けられていたそうです。
こちらのマークの情報はありませんが、デザインから1920年代から1930年代のお品だと思います。
バグダッドとイランの首都の名前がついたサーヴィスです。
こちらはプラ、円型の大皿です。
縁取りは幾何学的な黄色い花のモチーフと、ブルーのツタで飾られ、その間に仕切られて、リエール(アイビー)の葉っぱと実のレリーフが見られます。とっても凝った造りの、アール・ヌーヴォーとアール・デコの様式両方見られるお皿です。
今回ラヴィエ、ケーキプレート、サラディエと一緒に入荷致しました。
揃えても素敵だと思います。
表面縁に1ヶ所チップがあります。表面、裏面にも多少の変色があります。
写真でお確かめください。
直径 34cm 高さ 3、5cm 重量 1200g
価格は商品代5550円、フランスからの送料6350円になります。