こんにちは。
ジアン窯は1821年、1774年からモントロー窯を経営していた一族出身のトーマス・エデム・ウルム、別名アールによって創立されました。
実用的な陶器から始まり、次第に名のある家族のテーブル・ウェアや石油ランプなどを制作していきます。
18世紀のルーアン、マルセイユ、イタリアのルネッサンス、イギリスのウェッジウッド、ドイツのサックス、中東の陶器などにインスピレーションを受けて制作、リーズナブルな価格で提供しました。
一方で新しい、才能あふれるアーチストとのコラボレーションで新しい装飾や、1点物なども制作。
19世紀の数あるファイアンスリー(陶器製作所)の中で、クレイユ・エ・モントロー、ロンウィ、サルグミンヌ、ボルドー窯と並んで名の知れた窯だったそうです。1855年から1900年に、万博で多くの賞を受賞。生産量も最盛期を迎えたそうです。
現存する数少ない窯のひとつです。
こちらのスタンプは19世紀末1886年から第2次世界大戦前の1938年まで使用されたものだそうです。がデザイン、製造から19世紀後半のお品ではないか、と思います。
オズボーンと、19世紀前半建造のイギリス、ワイト島の王室の離宮でしょうか?18世紀創業のスペインのシェリー・ワイン製造会社でしょうか?名前が付いているサーヴィス(一式)です。
お皿の中央には野ばら、エグランティーヌではないでしょうか?可憐なお花がレースのリボンで束ねられたブーケが、同じく小花とレースのリボンで円形に縁取られて描かれています。お皿の縁にも同じ野ばらとリボンのモチーフが繰り返し描かれています。
生成色の陶器地に、マロン色のデカルコマニー(転写画)で描かれています。可憐で、可愛らしく、シックなシリーズです。
マロンはブルーのデカルコマニーに比べて製造数が少なかったようですので、なかなか手に入りにくいお品です。
秋から冬の食卓にぴったりです。また絵柄が爽やかですので1年中お使い頂けると思います。
こちらはプラ・クル、大深皿27cmです。
1点のみの入荷です。
1部に貫入、全体的に経年によるしみがあります。その他は欠けなどない綺麗な状態です。
直径 27cm 高さ 5cm 重量 600g
価格はフランスからの送料4600円込みになります。