こんにちは。
オルフェヴリー(金銀細工業)エルキュイ社の歴史は1867年、パリのあるイル・ド・フランスに隣接するオワーズ県エルキュイで、司祭であったアドリアン・セレスト・ピロンによって、エマイユ(七宝焼き)とレリーフ装飾のされた、電気分解によるシルバーとゴールド製の、教会用製品の製作のため始まりました。
その後、クリスタルリー(クリスタル製品製造業)・クリシーのディレクターだったレオン・デュランに買収され、テーブル・ウェアの製作に乗り出しました。1880年に初めてのショップをパリ10区にオープン、その後現在もショップを構えるロワイヤル通りに引っ越します。
1886年デュランのいとこのジョージュ・マエが買収、クリスタルリー・クリッシーで使われていたケンタウルスのマークをエルキュイに採用。その後3世代に渡ってマエ一族が相続し、1889年、1890年の世界万博にも出店、第一次世界大戦後はアール・デコ様式の製品を製作、パヴィヨンアンリ4世やコート・ダジュール、バスクの有名ホテル、またはフランス海軍や豪華客船、オリエント・エクスプレスなどに供給し、世界的に名を広め、エルキュイ社の最盛期を迎えます。
現在もフランスを代表する高級オルフェヴリーの1つです。
こちらの年代はわかりませんが20世紀前半のものではないかと思います。柄の部分がスカラップになっていて、2重のライン、その上にクロスXが施された、ルイ16世スタイルのリュバン・クロワぜ(交差したリボン)シリーズです。
シンプル、クラシックなクーヴェール(カトラリー)ですので、いろんなお皿やテーブル・セッティングにお使い頂けると思います。
状態は年齢なりで、多少のシルバーのはげ、使用した後など見られます。
今回同シリーズのディナー・フォーク、スープ・スプーン、ティー・スプーンを仕入れました。お揃いでいかがでしょうか?
7本入荷いたしました。7本セットの販売にいたします。
長さ 15cm 幅 3cm 重量 30g 7本総重量 210g
価格はフランスからのレター送料1950円込みになります。