














SOLD OUT
こんにちは。20世紀前半のものではないかと思われます、ポルティウ社製、オパリンのボンボニエールが入荷致しました。
リュネヴィル、バカラなど、多くのファイアンスリー(陶器制作業)やクリスタルリー(ガラス、クリスタル制作業)がありますグラン・エストのロレーヌ地方では、ガラス製造に必要な木や砂、塩を精製するためのシダを得るための自然に恵まれ、15世紀には当時の領主からガラス製造の許可が下りていたそうです。
ポルティウー社の歴史も古く、1698年にフランソワ・マニュアンはトノイの町で領主レオポルド1世から20年間のガラスの製造と販売の独占権を許可されました。1705年にはポルティウーでの同様の権利を得て、現在まで続くクリスタリエ・ド・ポルティウーの歴史が始まりました。
ゴブレットから始まり、ロレーヌ公爵のオーダーで馬車の窓や、鏡のガラス、また窓ガラスなどを制作します。20年の独占権は更新され、新しい工場が建てられ、その地区はマニュアンヴィルと名づけられ、現在も続く工場の1部だそうです。
その後領主の世代交代による独占権の取り消しや、フランス革命の影響による不況などの危機を迎えましたが、1798年マニュアンヴィルは国有となり、ラミーとブールに買い取られました。
19世紀にはブールの子孫により発展。1878年には万博で初めての金賞を受賞。1886年には従業員が820人に。
20世紀に入り1914年には月に8000モデル、38000個を生産します。戦後にはマキシム、リップ、リッツ、クリヨン、ブリストルなどの高級レストラン、ホテルに商品を納めます。1970年にはカンパニー・フランセーズ・ド・クリスタルに買収され、現在はレ・ジョリ・セラミック・サン・カオラン社の子会社となっています。
19世紀の後半にはポルティウ社の鋳造ガラスの、ニワトリやら、キャベツやら、さまざまの型をしたボンボニエール、キャンディー・ポットは有名だったようです。
こちらは20世紀前半のものではないかと思われます。
真っ白なオパリン・ガラス製のボンボニエールです。丸い釦のような取っ手、蓋部分から本体に続く螺旋状のレリーフ、本体の縁のスカラップも美しいお品です。ボンボン(キャンディー)や、お砂糖、またはアクセサリー・ケースにされてもいいかもしれません。そのままでも美しいオブジェです。
オパリン・ガラスはデリケートな素材ですが、底の部分に1カ所小さいひびがあります。それ以外はきれいな状態です。
直径 13cm 高さ 16cm 重量 600g
価格は商品代8300円、フランスからの送料4600円になります。