こんにちは。
ロイヤル・コペンハーゲン、マイセンと並んでヨーロッパの3大窯と言われるビレロイ&ボッホは、1748年、ドイツ人フランソワ・ボッホにより、今のフランス、ロレーヌ地方に創立されました。その後ルクセンブルグに工場を設立、マリア・テレジアの庇護を受け、王室御用達となりました。
一方二コラ・ビレロイは1791年にヴォードルヴァンジェに陶磁器工場を創立。
その後競争が激化するヨーロッパの陶磁器業界において確固たる地位を築くため、職人肌のボッホ家と、ビジネスマンのビルロイ家は3つの工場を合併し、ビレロイ&ボッホが誕生したそうです。現在はドイツのメトラッハに本社を構えるそうです。(ビレロイ&ボッホ日本語サイト参照)
こちらは1950年から1960年の刻印だそうです。
ブルゲンラントというシリーズです。旧ハンガリー領、現オーストリアの、1922年に決められた州の名前だそうで、ドイツ語で城の多い州という意味だそうです。州の制定の記念に作られたシリーズかもしてません。現在は生産されていないようですが、ヴィンテージでは時々みかけますので、当時人気のシリーズだったようです。
ブルゲンラント州の、たぶん17世紀くらいでしょうか?のお城や湖などの牧歌的な風景が、人物とともに、カマイユ(白地にブルーの濃淡)で描かれています。クラッシックで美しいシリーズです。
こちらは取っ手付きのデザート・プレートです。取っ手の部分にはレリーフが刻まれています。
他にティー・ポット、ミルクピッチャー、シュガーポットなども仕入れましたので、セットでお使い頂いても素敵だと思います。
極少のカトラリーの痕がありますが、ほぼ新品のようなきれいな状態です。
直径28、5cm 取っ手付き長さ31cm 重量約850g
価格はフランスからの送料6350円込みの価格になります。