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こんにちは。
グラン・ウエストと言われるフランス東部、ドイツの国境沿いのサルグミンヌでは1790年から陶器の制作が行われ、ナポレオンに愛用されたこと、戦争の影響でヴィルロイ・ボッホの技術を取り入れたこと、などから発展していったそうです。カラフルで楽しい作風が人気で、世界中にファンがいるそうです。
一方で、フランス第3の都市リヨンに近いディゴワンでは、きめ細かな土が豊富で、濃密で均質な生地が出来る事から18世紀、1776年から陶器の制作が行われていました。一時フランス革命の影響で活動は途絶えてしまったものの、その後再開、1877年にはドイツ国境沿いにあったサルグミンヌ壺が戦争の影響でドイツ領になってしまい、他のフランス領の土地を求めて、ディゴワンの地に窯を構えました。
最終的にはリュヌヴィル、サンクレモンに吸収され、2007年にその活動を終えましたが、リュネヴィル、サンクレモンを受け継ぐ窯で制作が続けられているモデルもあります。
こちらは1920年から1950年代の刻印だと思います。
デザインから1930年くらいのお品ではないか?と思います。
サルグミンヌらしい生成り色の陶器の、まあるいフォルムに、ハンド・ペイントでブルーとイエロー、ブラウンなどの色調で、小花が描かれています。落ち着いた、シックな印象のティー・セットです。
こちらはティエール、ティーポットです。ポタレ、ミルク・ポットと、カップとともに仕入れました。
注ぎ口の先、蓋の縁に極小の欠けがあります。高台の部分に制作時の小さな事故の痕がありますが傷ではありません。
その他は未使用のようなとてもきれいな状態です。
直径 15cm 取っ手、注ぎ口込み幅 27cm 高さ 18cm
重量 1、1kg
価格はフランスからの送料5400円込みになります。